序幕_第1場 | 日曜日 | なんて素敵な日曜日 |
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序幕_第2場 | 日曜日 | 運命の輪 |
序幕_第3場 | 日曜日 | ショー・マスト・ゴーオン |
序幕_第4場 | 日曜日 | たいしたパーティーじゃない |
OP | 東京オディエットアモ | |
第1幕_第1場 | 月曜日 | 羊が一匹 |
第1幕_第2場 | 月曜日 | グリーン・アイ・モンスター |
第1幕_第3場 | 月曜日 | 春の歌 |
第1幕_第4場 | 月曜日 | ヒーロー・イズ・バック |
第2幕_第1場 | 火曜日 | 翅は飛ぶためにある |
第2幕_第2場 | 火曜日 | インタビュー・ウィズ・お兄ちゃん |
第2幕_第3場 | 火曜日 | ファンシーショップ・オブ・ホラー |
第2幕_第4場 | 火曜日 | タレソカレ |
第2幕_第5場 | 火曜日 | まさかの友はしんの友 |
第3幕_第1場 | 水曜日 | パパラッチ! |
第3幕_第2場 | 水曜日 | イアーゴなロミオ |
第3幕_第3場 | 水曜日 | マッドブラッド |
第3幕_第4場 | 水曜日 | キング・アンド・クイーン |
第4幕_第1場 | 木曜日 | 私のお父さま |
第4幕_第2場 | 木曜日 | フィーリング・グッド |
第4幕_第3場 | 木曜日 | 海辺でケーキを |
第4幕_第4場 | 木曜日 | キリング・ミー・ソフトリー |
第5幕_第1場 | 金曜日 | 三色の薔薇 |
第5幕_第2場 | 金曜日 | ウェディング前線異常なし |
第5幕_第3場 | 金曜日 | 真夏の夜の夢 |
ED | おわりよければすべてよし | |
第6幕_第1場 | 金曜日 | かいぶつが一匹 |
第6幕_第2場 | 金曜日 | 戯曲反転 |
第6幕_第3場 | 金曜日 | シン・雑用さん |
第6幕_第4場 | 金曜日 | それでは、また明日 |
第6幕_第5場 | 金曜日 | 栄光の果て |
ED | ブランドニュー・マイ・ラバ― |
共通√の序幕の第2場は、それぞれの攻略対象のモノローグが差し挟まれます。三島由紀夫的には「宴のまえ」といったところでしょうか。完結編の春日の第2場の題名は「運命の輪」。私は一昔前、韓流ドラマが大好きで、中でも、チュ・ジフンという俳優がド・ストライクでした。春日編は、彼の出演作の影響を大きく受けていて、第2場はドラマ『魔王』に出てくるタロットカードから名付けています。タロットにおいて「運命の輪」は、逆らうことのできない「宿命」を意味します。『東京オディエットアモ』は、全体が、ジュリとそれを取り巻く男たちの「運命の輪」が回り始める物語であり、その中心にいるのはジュリと春日です。春日は父によく似た自分の姿が大嫌いで、本編中でも、ガラスに映る自分の姿を苦々しい思いで眺めています。歌詞にも「鏡の中の自分」という歌詞が多く出てきますね。
完結したら絶対にどこかに書こう!と思っていたエピソードを一つ。『東京オディエットアモ』を作るきっかけとなった最初の曲は、Zeddの曲にFoxesが歌をのせた「Clarity」です。この曲を海外ドラマ『Glee』で初めて聞いたときから、なぜだか頭を離れなくて、歌詞に
この恋が悲劇だというなら、どうしてこんなに癒されるの? この恋が狂気だというなら、どうして全てがクリアになるの?
という部分があって、オディアモのキャッチフレーズ「この恋は悲劇なの?」はここから来ています。この曲から全てが始まったんだなぁと思うと、感慨深いです。
歌詞の和約はこちらから
https://www.youtube.com/embed/IxxstCcJlsc
「Glee」verは下記です。パフォーマンスが素晴らしい。
https://www.youtube.com/embed/WlpJunl41ts
0時を回って月曜日。館の外では、再び騒ぎが起こります。第1幕第1場のタイトルは「羊が1匹」。眠るときに数える羊のようにかわいくはありませんが。
森の中に逃げ出したジュリはまず大篠と遭遇します(正確には大篠にタックルされる)。困っているところに公親がやってきて、そこへロミオも乱入してヒロインを取り合う大騒ぎに。最後に現れるのは一匹の羊。異様な迫力に息をのむ3人の男たち。
春日編中で唯一といっていいほどコメディ色の強い一場で、作るのが楽しかったです(その後は地獄)。
無事に春日に助け出されたヒロイン。春日のいいつけを破って案の定危ない目に遭ったジュリに、お兄ちゃんはご立腹の様子。春日とジュリのお兄ちゃんと妹としてのやりとりはここが最後なので、名残惜しい気持ちになります。
第2場「グリーン・アイ・モンスター」。春日のモノローグです。ここで春日は窓に映る自分と睨み合いながら、あることを決意します。表現中に出てくる「緑の目をした怪物」は『オセロ』に出てくる言葉で、嫉妬を表す魔物を意味します。
下記はショーンメンデスとジャスティンビーバーの「Monster」から。